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2005年6月22日 (水)

ネットワーク使用者のモラルとマナー

「マイクロソフトと文部科学省などが支援する教育情報化推進協議会は今秋、全国50の小学校・中学校・高校で、無線LANを使った「情報モラル教育」を始める。」というアサヒコムの記事(2005年06月22日06時46分)を見て、教育情報化推進協議会(http://www.eeaj.jp/public/doc/menu.html)って何?と webサイトを見に行った。貼り付けられているのはPDFばかりで煩わしい。PDF はサイズも大きいので、サクサクっと内容を見ることができない。webの良さが全部潰れている。マイクロソフトが考えるwebってこんなものかと思った。おまけに、議員連盟へのリンクとか、丸数字とかたくさんあって、ユニバーサルアクセスとかってモラルとマナーはこのページを作った人達には存在しないってことが良くわかりました。

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2005年6月12日 (日)

満足感のある授業

授業評価って、いろいろあるけど、受講者が「この授業を受けて満足しましたか?」という質問にたいして「大変満足」と答えてくれるのが、「満足感のある授業」ということになるのだと思う。予備校の先生的な立場で考えるってことなのかな。それで、大学の「情報処理」の授業に対する学生からのアンケート結果に芳しくないものが多いのは、「満足感」を与えることがうまくできてないからだと思う。では、その「満足感」って何だろう…。

最近僕は某所で「お持ち帰り感覚」みたいなものではないか、という話を始めている。これは「授業を受ける前には無かった知識や技能が入っている」ということである。

高校程度では「意欲・関心・態度」を評価観点にすることが多いが、大学の場合は「知識・技能」が学生を評価するときの基準になる。つい数カ月前まで高校生だった彼らも、大学入試は「知識と技能を問う場所」であることはよくわかっている。

僕がクラスを持っている東京大学理科I類の場合、学生は「自分たちは、ある程度の知識を持っている」という自意識を持っている。この自意識が逆に邪魔をして、「たいしたことがないように見える(しかし、我々から見ると重要な)知識を知ること」にたいして、過小評価が起こってしまうのだろうと思う。ということは、「お持ち帰り感覚」を実感してもらうには、「小さな知識が大きな役割を果たす応用例」を取り上げることも欠かせない。RSA公開鍵暗号のような例を説明すればいいかなぁ。あるいは、2分探索がいいかなぁ。

一方、以前授業を担当していた某大学の場合は、学生たちに「自分たちは、入試を突破して大学生になった」という自覚がなく、それゆえに、知識や技能をありがたがる態度が、最初から存在しない。だから、「お持ち帰り感覚」を持ってもらうには、「その知識が役に立つこと」をわかりやすく説明することも欠かせないと思う。たぶん、危機管理的な話、コンピュータウイルスの仕組みの知識などを知識としてもらうのがいいように思う。

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2005年6月 8日 (水)

NPOによる全国一斉入試への参入

僕と雑談の機会が多い研究者の先生方は、きっとご存知でしょう。僕は、「大学入試センターは、二次試験の問題作成にも参入すべき」と、言って回っていました。予備校が引き受けるなんて公平性の観点からもってのほかなのです。国公立の二次試験は、ほとんどの大学で同じ日に行なわれるのだから、実施時間を合わせれば、不可能じゃないと思うんですけどねぇ。ただし、辰己提案では、センターは問題と正解を作り、問題を人数分印刷して提供するだけ。採点作業は各大学でやればいいのです。

二次試験は、各大学の特色が出るから重要という意見もありますが、それは、その大学・学部の特徴科目で実施すればよい。例えば理学部の英語とか、法学部の数学の問題は、センターで作るのが効率的ですよ。

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2005年6月 6日 (月)

学校における個人情報漏洩

学校の場合は取り扱っている個人情報にデリケートなものが多いので、かなり用心しないといけないんですけど、どうも、そういう認識のない方が多いようです。

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2005年6月 2日 (木)

教科「情報」論

電波を傍受しても、その内容は何処から発信されたものかっていうのは、すぐにわからない。それって、教科「情報」で学ぶことなのだろうかといえば違うって思うのが普通だよなぁ。でも、このことがわからないと、電波を使う情報システムの設計なんてできないと思ったりする。

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