研究と実践の両輪
医学部の先生にも、医療の現場に関わらない人と、関わる人がいる。特に理論的な研究であれば、患者と対応することよりも顕微鏡を覗いたり、試料分析を行なう方が研究につながることが明らかだが、実践的な研究をしたいという医学部の先生が、自分自身は付属病院や他の病院で治療に関わらないということはないだろう。もし、治療に関わらない医学部教員が「自分は医療実践についての研究をしています」と発言すれば、それは一体どういう意味なんだ?と問われるに違いない。
実践指向の研究は、実践があって初めて成り立つものだと思う。僕の最近の研究は「個人情報保護」「情報セキュリティ」「情報倫理教育(科研費あり)」「高等学校の教科『情報』の教員養成」「大学における『一般情報処理教育』のあり方」「プログラミング教育法」「数学教育における情報機器の活用(科研費あり)」「自閉症者へのコミュニケーション支援機器の開発(科研費あり)」である。教育に関することは、非常勤の授業の現場でいろいろ実践している。授業の場所が実践の場所、つまり研究の場所でもある。
なお、国分寺市情報公開・個人情報保護審議会での活動も研究の一部である。
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