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2005年8月30日 (火)

地方公共団体の個人情報保護

京都大学の上原先生のblogに、某氏の某委員会の委員の委嘱を受けたが、しかし、云々ということが書かれていた。僕が関わっている国分寺市は、そういう問題を感じることはないなぁ。ただ、最近案件が異常に増大していて、審議会が予定していた時間で全然終わらない。その点が問題かな。なかば定型化している作業(市民からアンケートをとって集計する。ある一定の人を集めて特別目的の審議会を立ち上げる…など。)は審議会を通さずにできるような制度も必要なのかもしれない。

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2005年8月28日 (日)

ポアンカレ

前議員が5名だったA党と、前議員が4名だったB党があって、A党に一人参加するので、A党からB党に一人が動いた。結果として、B党は前議員が5名になった。

こういうことを、テレビ番組は「わかりにくいですね。つまり…」などと言い替えながら、相当時間をかけて説明している。

そう言えば、20世紀の偉大な数学者ポアンカレは「世の中で一番わからないことは、数学がわからない人がいることだ」と言ったそうだ。数学が得意な人にとって、数学がわからない人の気持ちを理解しにくいということはあるんだろうと思う。

でも、定員の話、そんなにわかりにくいものなんだろうか…。日本人の数学能力って底まで(そこまで)落ちているのだろうか。

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SSS2006の日程の話

実は困っているのです。

SSS2005の最終日に僕が広報担当として発表したように、SSS2006は、高等学校の先生に参加していただきやすいプレセッションを設定して日帰りで高等学校の先生と大学の研究者の交流会を作ろうと思っているのですが、それが、

・2006年8月25日(金)に「SSS2006プレセッション」
・2006年8月26日(土)昼〜28日(月)昼頃が「SSS2006」

これでは「関東地区の合同研究会」の来年の開催予定(埼玉)とかなり高い確率で日程がかぶる。ちなみにSSS2006の会場は箱根町仙石原の駿河台学園箱根セミナーハウスで、これは日程が動かせない。むー。

・2006年8月25日(金)昼〜28日(月)昼頃を「SSS2006」

として、最終日の28日(月)に高等学校との関連が深い内容を実施するというのが正解かもしれないですね。ちょっと調整が必要だ。

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小道具を使う話

別記事で触れた研究会で、都立府中西高校の佐藤先生のプレゼンを拝見した。プロジェクタを2台並べて明るさを増す話、ワイヤレスマウスを使ってプレゼンをする話などがあった。

その中で、FMトランスミッタをつかってPCの音声出力をラジカセに飛ばす話は、実は僕も神戸大学発達科学部附属養護学校での実証実験の時に使ったので、よくわかる。ちなみに神戸で使ったときは、Tablet PC の画面をWiFiでプロジェクタに飛ばし、音をFMトランスミッタでラジカセに飛ばした。そうすることで、Tablet PC を持って教室を歩き回り、絵と音をプロジェクタに出すことができる。養護学校の朝の会で使ってみた。

ハードウェアの工夫以外に、ソフトウェアの工夫もある。某大学の某先生から聞いた話だが、エクセルのセルに音声ファイルを関連つけることができるので、それを使って英語学習に利用しようという話だった。目的に応じてソフトウェアは探せばあるってことだろうな。

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教科「情報」で学んでも良い。

8月26日に行われた、東京、埼玉、茨城、千葉、神奈川、静岡の高等学校の先生方の合同研究会で、都立駒場高校の天良先生が、教科「情報」を学ぶことで、他教科の学力増進につながるという話をされた。その内容は、毎日新聞webにもでている。

そこで、天良先生が「光の三原色や、Σ記号などは情報で学べばいい」という趣旨の発言をされている。それは、ちょうど僕がこのblogの2005年6月2日の所に書いた内容と非常に関連が深い内容になるんだと思う。

雑報なので、とりとめもなくこれにてこの記事終わり。

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2005年8月21日 (日)

韓国の情報教育

SSS2005で、韓国情報教育学会の会長である李先生に基調講演をして頂いた。詳細は、SSS2005のページからリンクされている毎日新聞の記事にあるとおりだが、日本には全国規模の「情報教育学会」がないなぁとか、いまのままでは日本は先進国から転落するなぁとか、いろいろ思った。

基調講演以外の韓国からの発表も面白かった。ドリトルの可能性を強く感じる発表はさすがだった。

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2005年8月15日 (月)

安価で楽にRAID1を組む方法。

8月11日の日記では FreeBSD 4.11 での話だった。
これは正直、Unix 系の知識がある上級者向けですね。

ということで、そうでない人のためのRAID作成を考えてみました。
多分、以下の方法でうまく行くと思います。まだやってみたことないですが…。


  1. 用意するもの(10万円未満で済みます)

    • Mac mini 1つ(512MB/40GB)
    • USB 2.0 ディスク 120GB 程度2つ
    • USB 2.0 対応 HUB

  2. ハードウェアでの作業

    1. Mac mini と USB HUB をつなぐ
    2. USB HUB と 120GB 程度のディスクをつなぐ

  3. ソフトウェアでの作業

    1. Bootする
    2. 「ユーティリティ」→「ディスクユーテリティ」を開く
    3. 120GB のディスク2つを RAID 1(ミラーリング) にする。
    4. 「システム環境設定」を開く。
    5. ssh login や Windows ファイル共有を ON にする。

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2005年8月11日 (木)

FreeBSD 4.11 で Hardware RAID on SATA を組む話。

まさに雑報ですね。


  1. 準備

    1. highpoint のwebサイト(リンク先がNotFoundになっている時は検索する)からドライバ RR18xx-freebsd-1.12-0715.tgz をダウンロードする。そして tar archive を解く。わーっとファイルがいくつか出てくる。
    2. いったん、以下の手順を一通り読んだ後、ここで出てきた Install_FreeBSD_RR182x.pdf に(英語です)目を通しておく。
    3. freebsd4x.img を、dd で 2HD FDDに書きこむ。
    4. カーネルの設定ファイルの miibus と da を有効にして buildkernel する。
    5. shutdown now で single usermode にして、 installkernel する。

  2. 取付とうまくいくことの確認

    1. shutdown -h now でサーバーを止め、筐体を開け、Rocketraid 1820A と SATA ディスク(僕の場合は 250GB×2 つ)を取り付ける。
    2. 筐体を閉めて電源をつないでbootさせる。Rockeraid カードをBIOS が認識しているとき(一瞬!)に Ctrl+H で止めて RAID 1 の設定をする。昔の Adaptech や Buslogic の scsi カードみたいだ。
    3. raidカードの設定が終ると、再びrebootする。今度は boot loader のカウントダウンのところで一旦スペースキーでbootを止める。
    4. 先ほどのフロッピーを差し込んで、load コマンドでフロッピー上のドライバ hptなんちゃら.ko を読み込ませたら autoboot で boot の続き。bootしたらログインして dmesg で RAID カードが認識されていること確認する。

  3. 設定変更

    1. フロッピーを抜いて reboot する。
    2. フロッピーを readonly でmount して、その中にあるhptmv.koを /modules/ の下にコピーして、 /boot/defaults/loader.conf にもそれを読むように(hptmv_load="YES")指定する。
    3. フロッピーを抜いて reboot する。
    4. 今度は普通にbootさせると、ちゃんと da0 としてディスクを認識しているはず。あとは、newfs して普通に使おう。

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2005年8月 5日 (金)

教員に免許更新制度が導入されるとのこと。

制度そのものには賛成なんだけど、アサヒコムの記事http://www.asahi.com/life/update/0805/005.htmlには、

(前略)

> 免許取得後は、基本的に10年ごとに更新する。

(中略)

> 「現行法の下で免許を取った人に、身分の喪失につながる新制度は適用でき
> ない」との理由で、現職教員は更新制の対象外としている。

中学・高校の数学の免許を持っている大学教員の場合、10年で取り上げられてしまうのだろうか…。

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2005年8月 2日 (火)

博士が100にんいるむら

こんなURLを教えてもらった。
http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html

これについて、
http://www.tateoka.org/~tate/diary/20050509e/index.html
には「出てくる数字の正確性の議論」へのリンクもある。とりあえず一度見ておくといいかなって。

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SPAMフィルタリング

日本語のSPAMが最近多いが、僕は公開しているメールアドレスが多いせいか、もともとSPAMが多い。

世の中の人はどうやってフィルタリングをしているのか知らないが、僕の場合は自分でプログラムを作ってフィルタリングをしている。方法の詳細は業務上の秘密(笑)だが、フィルタに洩れたメールがあれば、その特徴をじっと見て、二度とフィルタが漏らさないようにルールを変えるということを毎日行なってきた結果だ。今のところ、99%位が洩れずにフィルタされている。僕が公開している「否定語リスト」のURLを、ここに書いておこう。

http://www.tt.tuat.ac.jp/mail4me/deny-body.txt

これを、procmailなら、


:0 B
* ?nkf -me|fgrep -i -f /home/tatsumi/dokoka/nanika/deny-body.txt
spam/.

のようにして使う。

このURLは、SPAM LINKS (http://spamlinks.net/filter-bl.htm)からも参照されていて、毎日沢山の人がダウンロードしてくれている。他にも、いかにも否定語っぽい言葉でYahoo/Googleで見つけてこられる方も多い。適当に、いかがわしい言葉やまずそうな言葉を4つくらいYahooに調べさせると、必ず僕のページがヒットする。(また笑)

最近、フィルタで落されたSPAMはこんな感じだ。
spamgraph

4月になって急激に減っているように見えるのは、神戸大学宛のメールアドレスの転送をexpireしたからであって、SPAMそのものが減っているわけではない。

で、話はフィルタリング技術のことなんだけど、これってやっぱりプログラムを書く能力が試されているように思う。

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