ITの活用(階段関数で価格を決めることからの脱却)
毎日新聞が1月5日15時5分に配信した記事によれば、ETC深夜3割引の開始時間深夜0時の前になると、高速道路の入口に多数のトラックが滞留し、警察は「駐車違反、危険」と呼びかけているものの、抜本的な解決策が見つからず改善の兆しはないとのこと。そんなこと、道路公団、警察のいずれも予想していたと思うのだが、それにも関わらず対策を設けなかったのはどういうことかと思う。
「ITの活用」ができるかどうかの問題ですね。23:30〜24:30の60分をかけて、1分につき 0.5%ずつ割り引くようにすればいいのですよ。例えば、
- 23:50分に入った車は 10%引きなので、10,000円の区間なら1,000円引き。
- 23:51分に入った車は 10.5%引きなので、10,000円の区間なら1,050円引き。
- 24:28分 → 29%引き → 2,900円引き。
- 24:29分 → 29.5%引き → 2,950円引き。
- 24:30分 → 30%引き → 3,000円引き。
人間が計算をして、人間が紙幣・硬貨のやりとりをするのなら、こんな料金体系は不可能ですが、ETCはコンピュータなのだから、これくらいのことをしなさい‥ね。
ついでに書くと、JR東日本さんも、「Suicaを持っているなら、運賃の端数割引(例えば0.1km毎に運賃を変化させる)」とかしてくれるといいのに。Suicaなんだから、10円単位で運賃設定をする必要ないでしょ。そうすると、Suicaももっと普及すると思います。
スーパーの惣菜コーナーの値段も閉店30分前から、1分1%ずつ引くってことだって、できますよね…。
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コメント
毎日新聞には100円でも安くあげたいというトラック運転手の声も載っていましたので,あまり変わらないかもしれませんね。それより均一料金にすればわざわざ深夜にトラックを運転させるという酷い労働環境が改善されないかなぁ,とも思ってみました。
投稿: okumura | 2006年1月 5日 (木) 20:29
と書いてはみたものの,よく毎日新聞を読むと,会社からは高速料金は一律1万円とかしか支払われないようなので,均一料金にすると皺寄せは結局弱い運転手のほうに行くかもしれず,難しいなぁ。
投稿: okumura | 2006年1月 5日 (木) 22:13
okumuraさん コメントありがとうございます。
okumuraさんは運転しないのでご存知ないかも知れませんが、以下の理由で夜の方が楽なんですよ。
さらに、今は「翌日配達」を求める消費者のためには、夜に走らざるを得ないという需要もあります。
料金割引については、コメントが長いので、いまから別に記事を立てます。
投稿: たつみ | 2006年1月 5日 (木) 22:25