OSSのLMS
昨日、早稲田大学OSS研究所が主催する「Japricoセミナー」という会合に参加してきました。Japricoというのは、この早稲田大学OSS研究所が主体となって開発しているOSS(オープンソースソフトウェア)のLMSです。OSS研究所の所長である深澤先生には、僕が修士課程の学生だった頃(1991〜)からいろいろお世話なっていたし、OSS研究所の研究員の梅沢さんには、僕が助手だった頃(1993〜)にお世話になりました。そういう意味で、懐かしい方々のお話を伺うことができました。
このセミナーで深澤先生が、ある新聞記事を引用しながら「日本の大学発のOSSなLMS」として次のものがあると話されていました。
- CFIVE(東京大学 情報基盤センター)
http://cfive.itc.u-tokyo.ac.jp/ - exCampus(メディア教育開発センター)
http://excampus.nime.ac.jp/ - CEAS(関西大学)
http://ceasdemo.iecs.kansai-u.ac.jp/ - Japrico(早稲田大学)
http://www.japrico.org/
最近、LMSは乱立状態といってもいい状態なのですが、今後どうなるのでしょうか? 個人的に思う「こういう機能が欲しい」をちょっとだけ書いておきます。
- 普通の意味で安全。(ヘンテコなバグがないとか、XSS脆弱性がないとか。)
- 普通の意味でカスタマイズ可能。(助教授なのか準教授なのかとか、校章を右に入れるか左に入れるかとか、その他いろいろ)
- 適当に新しいソフトで構成できるように。(PHP4限定とかいわれると、ちょっと悩みます。)
- 一つのシステムをインストールすれば、Apache の Virtual host の機能を利用して、多数のLMSが動いているように見える機能。
- できれば FreeBSD とか、 Mac OS X Server とかの上でも動いて欲しい。
- LDAPのサーバになれる機能があったらハッピー。そうしたら、Streaming サーバーからLMSのLDAPを引かせられるので、授業コンテンツの認証も(たぶん)うまくいきますよね。
- クライアントについては、せめて Mac OS X で動く新しいブラウザの1つ以上で動作確認されている。(これができてないLMSが多い。)
機能的には Portal や SNS と似ているので、うまく統合できたらナイスです。だれか作って…。
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