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2006年11月27日 (月)

ワープロソフトの教育って必要ですか?

昨日の OpenOffice.org に関する発表を聞いていて、考えたい(考えて欲しい)ことを述べます。

  • 【一太郎以外はワープロにあらず】という前提でのワープロ操作教育を、「情報リテラシー教育」と称して徹底していた人達は、いま、どうしているのか、想像したことはあるのか?
  • 教える方に【ワープロソフトのメニューの位置を覚えさせるのが情報リテラシー教育】という固定観念があるから、「ワードと違ってごめんね」とか弁解しながら OpenOffice.org を使わせるという授業になっていたのではないか?教員が弁解しながら授業をすると、学生はそれに気がついて評価も悪くなる。
  • もし、ワープロソフトの授業をする必要があるなら、何が大事なのかをよく検討して、自信を持って教えるべきでしょう。
  • 【MS Word 2003と OpenOffice.org Writerの差】よりも【MS Word 2003 と MS Word 2007の差】の方が大きいでしょう。Word 2007 が登場したら、2年生以上の在学生にも Word 2007 の講義をするのですか?
  • 構造的な文書とか、文書構造とか、文芸、修辞について教える過程で道具としてワープロソフトをつかえばいいのでは?
  • 学生(生徒)は、携帯電話の入力インターフェースで十分と思っているのに、なぜ、ワープロを教えるの?

ちなみに、携帯電話向けに配信されている「恋空」という小説があります。遂に紙に印刷されて出版され、ミリオンセラーになったそうですが、この小説、入力もすべて携帯電話なんだそうです。作者さんは携帯電話のキーボードが頻繁に壊れるので、毎年数台機種変更するそうです。

それから、僕は、ワープロソフトの使用方法を授業で教えません。(必要なら)最初はプレゼンソフトの使用方法をすこしやればいい。それを使いこなせたら、ワープロソフトなんてすぐに使えるようになるからです。


なんか、熱心にワープロについて語ってみたくなりました。

追伸(って、これblogなのに): PICTURE2って御存知ですか?


【追記1】どなたかが、2ちゃんねるでスレッドを立てて下さいました。

是非とも御覧下さい。

【追記2】この記事の続編を書きました。

続・ワープロソフトの教育って必要ですか?

是非とも御覧下さい。

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コメント

こんにちは。息子の「情報」の教科書を見ると、たしか文書作成はワープロで、となっていました。へぇー、テキストエディタとか、そういったツールの存在は教えなくてもいいんだ~?と疑問に思ってしまいました。他のツールの存在を知らない。これは、簡単なスクリプトなども含めて、プログラムに興味を持つ人が育ちにくい環境だと思います。「文書作成には、目的に応じたツールを使うことが大切。数ページの印刷文書を作るにはワープロソフトが便利。」くらいの感覚なのでは。古くからのTeXユーザーの感想です。

投稿: narkejp | 2006年11月27日 (月) 06:47

おはようございます。

ワードプロセッサは最初にさわったのは
Emacsでした。
#Emacsをワードプロセッサと呼んでいいのかは
#まぁここではスルーでお願いします(笑)

結局仕事などでM$Wordを使ったりしますが、
てんで機能とかわかりません。
Word2003とWord2007を使ってみましたが、
Word2007は意外と便利です。

結局私がソフトを使っていく上で、
キーにしてるのは機能なので、
ワードプロセッサで実装されているであろう
いろいろな「機能」があるということを
#フォント変更とかレイアウト変更とかとかとか
理解することが重要かと。

結局人に依存しすぎているのが、
今の現状を生んでいるんではないでしょうか。

で、ワードプロセッサを授業に取り入れるとなると…、
複数のワードプロセッサを同時に扱うような授業を入れて、
「まぁこんなもんでス」っていうくらいしか、
思い浮かびません(笑)。

投稿: yodn | 2006年11月27日 (月) 09:05

narkejp さん、こんにちは。

最近の学生さんは Windows についてるメモ帳すら使わないのです。だから、大学でUnix&Cプログラミングを教えるときでも、まず最初の emacs の使い方の説明の前にテキストエディターとは何かを説明しないと話が始まらないのです。

それから、プログラミングの課題を出すときも「提出は、プログラムファイルをCMSにアップロードすること」なんてのでは駄目で、「提出は、ファイル名の右側が .c で終わるファイルをサーバーにアップロードすること」とする必要があります。何故なら、学生達はどんな作業でも特定のワープロソフト・表計算ソフトですまそうとするので、こういう注意をしないと、プログラムを記述した .doc や .xls や ときには、 .ppt をアップロードしてきます。(泣)

僕はLaTeX絶対主義とまでは言いませんが、Wordを使うことはないですね。デザイン文書なら、iWork Pages をつかうか、無料の「ラベル屋さんHOME」をつかいます。名刺用のアプリケーションですが、名刺に使わなくてもいいみたいですし。どうしても「MSのWORD」を使わなければならないときは、emacsで文書をつくってコピペで落します。

投稿: たつみ | 2006年11月27日 (月) 12:22

yodn さん、こんにちは。

「emacsがワープロか」というのが不問にされてしまったので…。ワープロを授業に取り入れることは可能ですが、ワープロを教える授業って、やっぱり変ですよね。それから、「複数のワープロソフトを同時に使う授業」をしたくても、いまはどうすればいいのか、皆目検討がつかないですよね。ほとんどWORD互換を目指していますから。

それから、小学校あたりだと、MS WORDではなく

・ジャストスマイル
http://www.justsystem.co.jp/software/dt/jsmile2/index.html

・キューブきっず
http://www.suzukisoft.co.jp/products/cubekids2/index.htm

あたりを使っている学校の方が多いんですけど、中学→高校のどこかで MS WORD に移るわけですが、この部分は、中学校や高校の先生はどうやっているのか興味があります。

投稿: たつみ | 2006年11月27日 (月) 12:31

ワープロソフトとマークアップ(HTMLでもいい)を比較とかそういうのがいいのでは。ともかくテキストエディタを使ったことがないというのは困ります。無限に長い行のメール送ってくれたりするし。プレーンテキストと文書の違いとか分かっておくのは重要だと思うんですよね。

投稿: 久野 | 2006年11月27日 (月) 13:18

久野さん、こんにちは。

そういえば、「カラオケの音楽ってどこで演奏していると思う?」って質問を今年の学部1年生にしてみたらどうなるのか、ちょっと興味があります。(最近は「通信カラオケ」とはいいませんよね。全部「通信」なのですから。)

「音符→演奏」をどこで変換しているかに対して、びっくりするような答が連発されることを期待しています。(笑)

テキストファイルと文書の違いを理解してもらうのに、たとえばテキストファイルと音楽(演奏済状態)とか、テキストファイルと画像(ベクトル画像で描画済状態)を持ち出す方がいいのかなぁ。それでも、わかってもらえないかな。

投稿: たつみ | 2006年11月27日 (月) 13:25

そういえば昔,プレゼンテーションの演習で,「プレゼンテーション用資料はHTML形式で作成のこと」と注意したにもかかわらず,PPT形式で作成してきた人がいました.授業で使用していた非MS製ブラウザで表示できず,(逆切れした)その方の言い分は「家の(MS製)ブラウザでは見えたのに」うーん.

投稿: おかもと | 2006年11月27日 (月) 17:16

カラオケの演奏、パソコンの中に小人さんが入っていて…

投稿: 久野 | 2006年11月27日 (月) 18:14

おかもとさん、こんばんは

あの教室のあの環境のことですね。あの部屋は、やや特殊環境ですね。

ところで「家では見えたのに」という学生に対する(おそらく)正しい反論は「プレゼンの演習なのだから、教室でプレゼンできなければ、だめでしょ。」ですよね。ここは「MSかどうか」とか、「ブラウザ依存のHTMLかどうか」とかの反論だと、下手すると相手に論破されそうです。いや、反論してくれたら、まだ骨がありそうですけど…

投稿: たつみ | 2006年11月27日 (月) 21:41

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