科学技術情報リテラシーと、情報消費者倫理、聴衆倫理、視聴者倫理、読者倫理
最近、ひょんなことから「科学技術リテラシー」という言葉を聞くことがありました。 これって何?ということで早速Webで検索してみたところ、こんなページを見つけました。
- 科学技術リテラシー構築のための調査研究
- 北原和夫(国際基督教大学)
- http://subsite.icu.ac.jp/org/science-literacy/literacy/literacy.html
ここに大変いいことが書いてありました。 要約すると「科学リテラシー」を語るには、次の3つが重要とのことです。
- 生活のための最低限の知識の素養
- 責任ある市民として関与するための知識と素養
- 専門職として身につけておくべき科学の知識と素養
で、これについては、日本学術会議で、 北原先生が研究を推進されています。
JSTでも、 村上陽一郎先生が、研究テーマにされています。
で、自分の研究ネタに引っ張ってくると、「科学技術情報リテラシー」というのも、 上記と同じ考え方に立脚して組み立てていくべきなんでしょうね。つまり、
- 私たちの生活と情報の関連を知ること
- 情報を利用する責任を市民として認識すること
- 情報に関する職業につく人のための科学的素養
特に「情報を利用する責任」というのは、あまり研究されていない話題です。 僕は1998年ころから「消費者倫理としての情報倫理」 ということをいってるのですが、 なかなかこの話題を深めることができませんでした。 でも、そろそろこの研究をちゃんとやる時期が来たなーって思いました。 情報消費者倫理、聴衆倫理、視聴者倫理、読者倫理です。
さて、どんな研究をすべきでしょうか? これからゆっくり考えてみたいと思います。
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