FreeBSD-6.2 on VMware Player
僕の備忘録として、そしてWindows以外のOSを試してみたいけどマシンがないし恐いし…という方のために、記録を残します。
- VMwarePlayerをダウンロード&インストール VMwarePlayerは無料の仮想マシンです。僕は version 1.0.3 を利用しました。
- qemuを利用してディスクイメージを作る
- QEMUをダウンロード
http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html - ダウンロードしたファイルを展開しますが、念のため、C:\QEMUという(ディレクトリ名にスペースを含まない)ディレクトリ(フォルダ)を作って、その中に展開。
- スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを開く。
- 上記の場所にダウンロードしたら、次のコマンドを順に入力。(バージョンが異なる場合は適宜読み直して下さい。)また、4番目のコマンドの最後の「10G」の部分は、最大10GBまで使うという意味です。ディスク残量などを見ながら適宜変えます。でも、6Gは欲しいです。
cd \QEMU cd \QEMU-0.8.2-windows mkdir \FreeBSD qemu-img create -f vmdk \FreeBSD\freebsd6.vmdk 10G
- QEMUをダウンロード
- FreeBSD の iso ファイルをダウンロードする。 そのファイルは \FreeBSD に置きます。
- VMwarePlayer用の定義ファイルを置く
先ほど vmdk を置いた場所(\FreeBSD)に、定義ファイルを置きます。 メモ帳などを利用して作ります。 ファイル名は freebsd6.vmx としてください。
config.version = "8" virtualHW.version = "3" displayName = "FreeBSD" annotation = "FreeBSD 6.1-RELEASE" guestOS = "freebsd" nvram = "freebsd.nvram" memsize = "256" usb.present = "TRUE" floppy0.present = "FALSE" ide0:0.present = "TRUE" ide0:0.fileName = "freebsd6.vmdk" ide1:0.present = "TRUE" ide1:0.deviceType = "cdrom-image" ide1:0.startConnected = "TRUE" ide1:0.fileName = "6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso" ethernet0.present = "TRUE" # ethernet0.connectionType = "nat" ethernet0.connectionType = "bridged" ethernet0.virtualDev = "e1000" sound.present = "TRUE" sound.virtualDev = "es1371" checkpoint.vmState = "freebsd6.vmss" priority.grabbed = "high" priority.ungrabbed = "idle" workingDir = "." ide0:0.redo = "" tools.remindInstall = "TRUE" ethernet0.addressType = "generated" ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
上記の memsize = "256" は、メモリーを256M利用するという意味です。ホストOS(Windows XP)のメモリ容量を越えると大変なことになると思いますので、ほどほどにしてください。 また、上記の ethernet0.connectionType = "bridged" の部分は、家庭などでbroadbandルータを利用してDHCPを宅内に配布できるときの設定です。できないときは ethernet0.connectionType = "nat" の方を有効にして下さい。Windows XPに natルータの機能をさせます。 - FreeBSDをインストールする
- 先ほどのファイル freebsd6.vmx をダブルクリックすると、vmware が動作開始。
- FreeBSDのインストーラが起動するので、インストール開始です。
- Media Type は FTP (あるいは FTP Passive) を選んで下さい。
- ネットワークカードはemを選んで下さい。
- 配布元は日本のFreebsdサーバーにすると世界的なトラフィック減少に貢献できます。
- VMwareとWindowsの切替えは
- VMware→Windows 「Ctrl」+「Alt」
- VMware←Windows 「Ctrl」+「g」
- VMware自体は Phoenix bios のエミュレートをしていますので、
- すぐに F2 を押して bios の設定に入って下さい。
- 右側のメニュー「Boot」にブートデバイスの優先順位がありますので、 CD-ROMがHDDより上に来るようにする
- FreeBSDの調整
カーネルの再設定や、X11の設定などが必要です。
- /usr/src/sys/i386/conf/VMware というファイルを作ります。ここからダウンロードして下さい。
- カーネルの再構築とインストール
cd /usr/src make buildkernel KERNCONF=VMware make installkernel KERNCONF=VMware sync sync reboot
- 新しいカーネルで動いていることを確認
- あとはX11などが必要なら調整。
- 次に、ホストOSであるWindows XP の共有ディレクトリを、
仮想マシンの中から利用するために、SMBFSの設定をします。
- ja-sambaをインストールします。パッケージでもportsでもOKです。
- Windows XP が動いている WINHOST で、ユーザ名 TATSUMITAKEO がログオン時に使う password を符号化した文字列を求めます。
smbutil crypt
とするとパスワードを求められますので、入力します。 ここで表示された文字列を次の password= の右辺に使います。 -
/etc/nsmb.conf を以下のように書きます。
addrの右辺はIPアドレスであることが必要です。
ホスト名ではうまく動きません。(理由不明)
[default] workgroup=MYWORKGROUP [WINHOST] addr=12.34.56.50 charsets=euc-jp:cp932 [WINHOST:TATSUMITAKEO] password=$$abcdefghijklmnopqrstu
- FreeBSD側にマウントポイントを準備します。
mkdir /WINHOST
- マウントがうまくいくか調べます。
mount_smbfs -N -Eeucjp:cp932\ //TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share\ /WINHOST
- マウントがうまくできていたら、アンマウントします。
umount /WINHOST
- fstabに書きます。
//TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share /WINHOST smbfs rw,noauto 0 0
- rebootします。
- 次のコマンドを実行して、ちゃんとマウントできているか確認します。
mount /WINHOST
- うまくできていれば、fstab を書き直します。(noautoを取る)
//TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share /WINHOST smbfs rw 0 0
- 再び reboot
- こんどは最初からマウントされているはずです。
不明点
ノートパソコンで VMWare 上のFreeBSDの時計が遅れる件について、いろいろ検索して、その通りに設定してみたのに何故かうまくうごかない。
ファイル名: /boot/loader.conf ---------------------------------------- hint.acpi.0.disabled="1" hint.apic.0.disabled="1" debug.acpi.disabled="timer" kern.hz="100" hint.kern.timecounter.hardware="i8254" ----------------------------------------とすれば動くらしいが、ダメ。何故だ?
- 間違い→ /etc/loader.conf
- 間違い→ hint.acpi.0.disabled=1
- 間違い→ hint.apic.0.disabled=1
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