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2007年1月30日 (火)

教育におけるICT利活用第2回研究会

2007年1月29日に、教育におけるICT利活用第2回研究会を開催しました。今回は僕も発表の機会を頂き、情報処理学会初等中等情報処理教育委員会の試作教科書と、「情報」未履修問題について意見を述べてきました。特に「誰でも代理で授業ができるように見える『情報』の授業ではなく、プロフェッショナルだからこそできる『情報』の授業ができるように、みんなで支援しよう」ということを強調したつもりです。

しかし、僕が使った「商品説明知」という言葉がなぜかキャッチーだったらしく、あとの議論でもみなさん「明日から会社で使います。」とおっしゃってくれました。

ちょっと的が外れたけど、「商品説明知の教育は、もうやめよう」というのも僕の主張の一つですから、それが伝わったので、ま、いいとしましょう。

他の発表者は、一橋大学の兼宗先生、富山大学の山西先生、尚美学園大学の小泉先生、マイクロソフトの相原さんでした。

PS. kyutaroさんのblogでもレポートされています。

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明日(2007年1月31日)の予定

プ会2を東京農工大で開催します。飛び入りは歓迎…なのですが、場所情報を公開していないので、もし飛び入りしたい人がいたら、必ずメールで御連絡下さい。

あと、そうだ、FreeBSD-4.x の ports のサポートが切れるんですよね…まだ2台残ってるんだよなー…どうしよう。(泣)

しかも少し風邪っぽいし…

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2007年1月29日 (月)

権威に付き合わされた人達の話

「発掘!あるある大事典II」の納豆ダイエットの企画が捏造といわれていることについて、世間ではいろいろと報道がなされています。その報道を見ながらいろいろと思ったことがありました。全部書くと大変なので、メディアリテラシーの観点で、ちょっとだけ書いてみます。

  1. 僕は納豆大嫌いです。(特に匂いが強いタイプを食べる人が半径10m以内にいたら、僕は食事をやめてそこを退室します。あの匂いから逃げられるなら、その日の朝食抜きなんてへっちゃらです。過去に合宿所などで僕がそういう行動をしたのを見ている人が、たくさんいますよねー。)また、そもそも「あるある大事典II」を見ていないので、直接には何にも影響がありませんでした。あはは。
  2. Aを「納豆を食べる」、Bを「痩せる」とします。あるある大事典IIで述べられていたのは「AならばB」ということでした。「AならばB」の否定は「AなのにBでない」です。つまり「納豆を食べているのに痩せない」です。しかし、番組に捏造があったということは、この否定があったということを意味していないことに注意です。「人間が痩せる原因に、納豆は全く関与していない」ということを示すのは簡単ではないでしょう。納豆を食べることで他の何かを食べずにいれば、それが原因で間接的に痩せることもあるでしょう。今回の「あるある大事典II」の番組の内容が駄目だったのは、「やってもいない実験をやったように見せた」という「嘘つき」な点なのだと思います。検証していないのに検証したといえば、嘘の結果に意味があったとしても、それは許されることではないのです。
  3. 1月28日の某新聞の見出しがこうでした。
    大見出しの上の小さな横書
    あるある事典
    大見出し
    「レタス快眠」もねつ造
    大見出しの左下の小さな縦書
    98年放送 実験の教授証言
    これを見ると「レタス快眠」が捏造であることが記事の最も重要な内容と捉えられるように読めます。しかし、この記事で記者が一番言いたかったであろう内容は、「新たな『あるある事典の捏造』が発覚した」ということです。記事の大見出し周りの書き方が良くないよなーって。
  4. メディアの責任の問題も重要ですね。「あるある大事典II」は影響力が強い番組だったのですから、十分に調べもせずに放送(公開)するのはよくないでしょう。責任ある立場の人、番組は、それだけ発言に慎重になることが、メディアを利用する上で重要なことだと思います。
  5. 過去何十年にも渡って納豆を食べている人がみんな痩せたのか、という誰でもわかる反証があったにも関わらず、メディアが報道するだけで信じてしまう人が多かったことも気になりました。

    それで思い出した話があります。化学薬品の匂いは、いかにも体に悪そうですが、僕の化学の恩師(中学、高校)はみなさん大変長生きされました。きっと、つまらない雑菌にさらされることも少なく、結果として、薬品に囲まれている方が長生きに寄与したのかも知れません。(推察なので、違うかも知れませんけど…。)例えば、アスベストに囲まれていた不幸な人が皮膚がんになりやすいことは疫学的に証明されたので、アスベスト除去作業の重要性が理解されたわけです。「呼吸器系に影響を与え得る」とか、検証無しに発言するのはどうかと。

少しだけ書こうと思ったのに、かなり長文になってしまって、自分に失望。最初に「ちょっとだけ書いてみます」と書いたのに、これでは僕も嘘つきだ(笑)。これにておしまい。

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2007年1月26日 (金)

ThinkPad を分解清掃

僕が普段から利用しているノートパソコンは、IBM/Lenovo の ThinkPad です。なぜ、ThinkPad かといわれるとこれは簡単な理由です。トラックポイントを使っているからです。だから、トラックポイントがないパソコンは、どんなに安くても、どんなに軽くても、買いません。(例外は Mac類で、トラックポイントでなくても買う。)

ところが、ある知合いは ThinkPad を使っているにも関わらず、マウスを別付けしています。そんな…トラックポイントもったいないと思って聞いてみたら「ThinkPad は耐久性があるから選んでいる」という返事。たしかに耐久性も素晴らしいと思います。一時期、トラックポイントを使った他社のパソコンを使ったことがありましたが、それは、すぐに壊れてしまいました。そして ThinkPadに戻りました。

という前振りをしておいてから、僕のThinkPadが最近調子が悪くなった話をしましょう。

バックライトが消えるのです。それも頻繁に。で、液晶の表面左上の方を手前から押すようにひねるとバックライトがつきます。でも、数分から数時間するとまたバックライトが消えてしまう。これでは仕事にならないなーと思っていたのですが、昨夜からかなりひどい状態になってしまい、困ってしまいました。

しかし、ここで修理に出すしか手がない他社製PCと違い、ThinkPad は努力する人に優しいのです。「Thinkpad X40 マニュアル」で検索するとすぐに出てくる「保守マニュアル」に従って、僕はX40を分解、清掃、コネクタつけ外しをして組み立て直しました。もちろん、保証期間が残っていたら、修理に出すのが正解だろうと思いますが、そうでなければ、自分である程度いじれるのです。メーカーが自らこういうマニュアルをwebに出しているというのは、すごいことだと思います。

なお、分解と組み立ては素人はやってはいけません。ネジとドライバーの一致、トルクのかけ方、その他いろいろノウハウが必要です。わかっている人なら簡単なんですけどね…。

で、組み立て直してみたところ、完璧に直りました。おそらく、液晶パネルの裏側のコネクタ部分の接触不良が原因だったと推測しています。よかったよかった。

PS. そういえば、ThinkPad には BIOS 更新も含めて非常によくできたアップデートシステム「ソフトウェア導入支援」があります。ただし Windows 限定です。僕は普段は Linux しか使わないので、たまに Windows に切替えて BIOS アップデートをしています。これも、他社のノートパソコンにはついてない(最近はついているのかもしれませんが…)機能なので、さすがだなーと思っています。

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2007年1月23日 (火)

プログラミング・情報教育研究会(その2)

2007/01/31 18:00開始で、プログラミング・情報教育研究会の第2回(略して『プ会2』)を開催します。 場所は東京農工大学小金井キャンパス内です。主なテーマは次の通りです。

大島 正嗣さん(青山学院大学)
Phidget」を利用したハード教育の構想
酒徳 峰章さん(ウノウ)
テキスト音楽「サクラ」

御参加希望の方は、僕にメールで御連絡下さい。会場の細かい場所などをお知らせします。

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2007年1月18日 (木)

FreeBSD-6.2 on VMware Player

僕の備忘録として、そしてWindows以外のOSを試してみたいけどマシンがないし恐いし…という方のために、記録を残します。

  1. VMwarePlayerをダウンロード&インストール VMwarePlayerは無料の仮想マシンです。僕は version 1.0.3 を利用しました。
  2. qemuを利用してディスクイメージを作る
    1. QEMUをダウンロード
      http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html
    2. ダウンロードしたファイルを展開しますが、念のため、C:\QEMUという(ディレクトリ名にスペースを含まない)ディレクトリ(フォルダ)を作って、その中に展開。
    3. スタート→プログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを開く。
    4. 上記の場所にダウンロードしたら、次のコマンドを順に入力。(バージョンが異なる場合は適宜読み直して下さい。)また、4番目のコマンドの最後の「10G」の部分は、最大10GBまで使うという意味です。ディスク残量などを見ながら適宜変えます。でも、6Gは欲しいです。
      cd \QEMU
      cd \QEMU-0.8.2-windows
      mkdir \FreeBSD
      qemu-img create -f vmdk \FreeBSD\freebsd6.vmdk 10G
  3. FreeBSD の iso ファイルをダウンロードする。 そのファイルは \FreeBSD に置きます。
  4. VMwarePlayer用の定義ファイルを置く
    先ほど vmdk を置いた場所(\FreeBSD)に、定義ファイルを置きます。 メモ帳などを利用して作ります。 ファイル名は freebsd6.vmx としてください。
    config.version = "8"
    virtualHW.version = "3"
    
    displayName = "FreeBSD"
    annotation = "FreeBSD 6.1-RELEASE"
    guestOS = "freebsd"
    nvram = "freebsd.nvram"
    memsize = "256"
    
    usb.present = "TRUE"
    floppy0.present = "FALSE"
    
    ide0:0.present = "TRUE"
    ide0:0.fileName = "freebsd6.vmdk"
    ide1:0.present = "TRUE"
    ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
    ide1:0.startConnected = "TRUE"
    ide1:0.fileName = "6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso"
    
    ethernet0.present = "TRUE"
    # ethernet0.connectionType = "nat"
    ethernet0.connectionType = "bridged"
    ethernet0.virtualDev = "e1000"
    
    sound.present = "TRUE"
    sound.virtualDev = "es1371"
    
    checkpoint.vmState = "freebsd6.vmss"
    
    priority.grabbed = "high"
    priority.ungrabbed = "idle"
    workingDir = "."
    
    ide0:0.redo = ""
    
    tools.remindInstall = "TRUE"
    
    ethernet0.addressType = "generated"
    ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
    

    上記の memsize = "256" は、メモリーを256M利用するという意味です。ホストOS(Windows XP)のメモリ容量を越えると大変なことになると思いますので、ほどほどにしてください。 また、上記の ethernet0.connectionType = "bridged" の部分は、家庭などでbroadbandルータを利用してDHCPを宅内に配布できるときの設定です。できないときは ethernet0.connectionType = "nat" の方を有効にして下さい。Windows XPに natルータの機能をさせます。
  5. FreeBSDをインストールする
    1. 先ほどのファイル freebsd6.vmx をダブルクリックすると、vmware が動作開始。
    2. FreeBSDのインストーラが起動するので、インストール開始です。
    3. Media Type は FTP (あるいは FTP Passive) を選んで下さい。
    4. ネットワークカードはemを選んで下さい。
    5. 配布元は日本のFreebsdサーバーにすると世界的なトラフィック減少に貢献できます。
    6. VMwareとWindowsの切替えは
      • VMware→Windows 「Ctrl」+「Alt」
      • VMware←Windows 「Ctrl」+「g」
      です。
    7. VMware自体は Phoenix bios のエミュレートをしていますので、
      1. すぐに F2 を押して bios の設定に入って下さい。
      2. 右側のメニュー「Boot」にブートデバイスの優先順位がありますので、 CD-ROMがHDDより上に来るようにする
      とすれば、強制的にインストーラーで立ち上がります。FreeBSDの再インストールが必要な場合は、これを使います。
  6. FreeBSDの調整

    カーネルの再設定や、X11の設定などが必要です。

    1. /usr/src/sys/i386/conf/VMware というファイルを作ります。ここからダウンロードして下さい。
    2. カーネルの再構築とインストール
      cd /usr/src
      make buildkernel KERNCONF=VMware
      make installkernel KERNCONF=VMware
      sync
      sync
      reboot
      
    3. 新しいカーネルで動いていることを確認
    4. あとはX11などが必要なら調整。
  7. 次に、ホストOSであるWindows XP の共有ディレクトリを、 仮想マシンの中から利用するために、SMBFSの設定をします。
    1. ja-sambaをインストールします。パッケージでもportsでもOKです。
    2. Windows XP が動いている WINHOST で、ユーザ名 TATSUMITAKEO がログオン時に使う password を符号化した文字列を求めます。
      smbutil crypt
      とするとパスワードを求められますので、入力します。 ここで表示された文字列を次の password= の右辺に使います。
    3. /etc/nsmb.conf を以下のように書きます。 addrの右辺はIPアドレスであることが必要です。 ホスト名ではうまく動きません。(理由不明)
      [default]
      workgroup=MYWORKGROUP
      
      [WINHOST]
      addr=12.34.56.50
      charsets=euc-jp:cp932
      
      [WINHOST:TATSUMITAKEO]
      password=$$abcdefghijklmnopqrstu
      
      TATSUMITAKEO は Windows 上のユーザ名で、大文字で記述して下さい。
    4. FreeBSD側にマウントポイントを準備します。
      mkdir /WINHOST
    5. マウントがうまくいくか調べます。
      mount_smbfs -N -Eeucjp:cp932\
         //TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share\
        /WINHOST
      
    6. マウントがうまくできていたら、アンマウントします。
      umount /WINHOST
      
    7. fstabに書きます。
      //TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share /WINHOST  smbfs rw,noauto 0 0
      
    8. rebootします。
    9. 次のコマンドを実行して、ちゃんとマウントできているか確認します。
      mount /WINHOST
      
    10. うまくできていれば、fstab を書き直します。(noautoを取る)
      //TATSUMITAKEO@12.34.56.50/share /WINHOST  smbfs rw 0 0
      
    11. 再び reboot
    12. こんどは最初からマウントされているはずです。

不明点

ノートパソコンで VMWare 上のFreeBSDの時計が遅れる件について、いろいろ検索して、その通りに設定してみたのに何故かうまくうごかない。

ファイル名: /boot/loader.conf
----------------------------------------
hint.acpi.0.disabled="1"
hint.apic.0.disabled="1"
debug.acpi.disabled="timer"
kern.hz="100"
hint.kern.timecounter.hardware="i8254"
----------------------------------------
とすれば動くらしいが、ダメ。何故だ?
  • 間違い→ /etc/loader.conf
  • 間違い→ hint.acpi.0.disabled=1
  • 間違い→ hint.apic.0.disabled=1

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2007年1月17日 (水)

VMware Player で FreeBSD-6.2 を試す【追記】

2007年1月17日、追記しました。


別に時間が余っていたわけではないのですが、FreeBSD-4 系列の ports メンテナンスが、今月末で打ち切られることが宣告されているので、今月末以降、早急に FreeBSD-{5,6}系列のインストールをする必要が生じました。

僕が個人的に(研究上)管理しているサーバーは、

  • FreeBSD 4-STABLE が3台
  • FreeBSD 5-STABLE が2台
  • FreeBSD 6-STABLE が1台
  • Mac OS X server 10.4 が2台
です。サーバー以外には、
  • Plamo Linux が1台(一番常用しているノートパソコン)
  • Mac OS X 10.4 が2台
  • Mac OS X 10.2 が2台
  • Windows XP Homeが1台(個人情報はここにはおかないです)
  • Windows XP Professionalが合計2台(ノートパソコン)
  • Windows XP Tablet PCが1台
  • Windows XP MediaCenterが1台
です。

ええと、話はそれましたが、5-STABLEがイマイチ(?)なので、現在4-STABLEのパソコンはすべて6-STABLEにしてしまおうという計画を立てました。

6-STABLEは1台だけ管理しているのですが、いろいろなことをさせるにはもう少し調査が必要…されど今日は正月休暇ということで、自宅にあった Windows XP Professional(IBM T42)に VMware Player を入れて、そこにインストールするという方法で対処しました。

設定内容は別記事にまとめます。

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2007年1月11日 (木)

第48回情報処理学会・プログラミングシンポジウム

1月9日〜11日の3日間、情報処理学会プログラミングシンポジウムに参加してきました。このシンポジウムは、今年で第48回です。ということは、単純計算で1960年から開催されているということになります。情報処理学会より歴史が長いのです。

今年も100名程度の参加者があり、さまざまな話題がありました。プログラミングシンポジウムは教育の研究会ではありません。あくまでもプログラミングを中心とした研究会です。教育ネタもすこしはありますが、それ以外のネタの方が遥かに多いです。

ちなみに僕は、最近は9年連続で参加しています。僕は昔から温めている(放置してある?)、数学と計算機に関するネタがあります。いつか、それに手をつけて話をしたいと思っています。でも、いつになるのか…

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2007年1月10日 (水)

「これだけでわかる最新情報リテラシー」情報

書名
これだけでわかる最新情報リテラシー
監修
久野靖、辰己丈夫、佐藤義弘
判形など
B5判、186ページ
発売日
2006年12月25日
ISBN
4-89100-530-0
発行
日経BPソフトプレス
発売
日経BP出版センター
定価
本体952円(税込み1,000円)
紹介ページ(日経BP以外はURLのアルファベット順)
日経BP Online
日経BP
Amazon
Yahoo!ブックス
紀伊國屋書店
楽天ブックス
gooショッピング
セブンアンドワイ
BK1
ジュンク堂
丸善

このblogを御覧の方で、この本について誤植、ミスプリ、「これ、ちがうんじゃない?」というのがありましたら、僕にメールをください。あるいは、この記事にコメントをお願いします。適当なタイミングで出版社に依頼します。

現在判明している誤植、ミスプリ、正誤情報

  1. p.171の図1の2,3の矢印(2本ずつ、合計4本)が逆向き
  2. p.32 UNIXコマンド
    • 誤>Is
    • 正>ls
    見にくいけど「アイエス」ではなく「エルエス」
  3. p.100 右側コラム下側
    ◆POP3とIMAP4の比較。POP3でもヘッダだけダウンロードすることはできる。実装されているMUAが少ない。
  4. p.165下側 左コラム6行目
    • 誤>航空管制官はこれらの飛行機にて企画に指示を与えて、
    • 正>航空管制官はこれらの飛行機に的確に指示を与えて、
  5. p.113 真ん中
    • 誤>人間の聴覚は2kHzから
    • 正>人間の聴覚は20Hzから
  6. p.168 右側コラム真ん中
    • 誤>iTune Music Store
    • 正>iTunes Store
  7. p.174 左側コラム真ん中
    • 誤>Erectoric Commerce
    • 正>Electronic Commerce
  8. p.71真ん中右コラム図4
    • 【誤】<elementary>山の上小学校<elementary>
    • 【正】<elementary>山の上小学校</elementary>
  9. p.71 真ん中、左コラム
    • 誤>DTD(Document Type Difinition
    • 正>DTD(Document Type Definition
  10. p.58 写真1 LANコネクタ
    • 誤>8種モジュラ・ジャック
    • 正>8ピンモジュラ・プラグ
  11. p.58 写真1 LANコネクタ
    • 誤>通称 PJ-45
    • 正>名称 RJ-45
  12. p.7 真ん中、中央カラム、
    1. 1行目
      • 誤>偉業です(写真1)。
      • 正>偉業です。
    2. 6行目
      • 誤>道筋が開けたのです。
      • 正>道筋が開けたのです(写真1)。
  13. p.174、左カラム、16行目(見出し)
    • 誤>Amazon(アマソン)
    • 正>Amazon(アマゾン)
  14. p.177、上から2番目、中央カラム、1行目
    • 誤>CD-RMドライブ
    • 正>CD-ROMドライブ
  15. p.6(DVD)、右コラム、下から4行目
    • 誤>私的録音録画保証金制度
    • 正>私的録音録画補償金制度
  16. p.177 上から4つ目(WYSIWYG)
    • 誤>WYSWYG
    • 正>WYSIWYG
    なお、巻末索引も同じ訂正が必要です。
  17. p.162 サーモスタットの図1, 2
    • 誤>湿度
    • 正>温度

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2007年1月 8日 (月)

「科学と技術」と「科学技術」

Science and Technology の訳は「科学と技術」であって、「科学技術」ではないという話。今日の話の中心はここでした。

言われて考え直してみれば、科学は「具体→抽象 と 抽象→具体」であるのに対し、技術は「具体→具体」ですから、そりゃ全然ちがうよなー。

ということは、「科学・技術」のリテラシーの中に情報リテラシーを組み込むと言う話は、「具体→抽象 と 抽象→具体」と「具体→具体」について情報を元に考えるという話になりそう。

今『情報リテラシー教育』という名前で呼ばれている商品知識インストラクターによる知識伝達が「形式→形式」というところに中心をおいているのとは全く違うことが、本来の情報リテラシーかも…となんとなくわかった気になった今日でした。

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2007年1月 7日 (日)

「ハロー!モーニング。」の手品

さきほどテレビニュースを見てから切る前にチャンネルをいじっていたら、テレビ東京の「ハロー!モーニング。」で「やっている本人もタネがわからない手品」として、次の手品(?)が披露されていました。

  1. トランプの4種類のスートを 10, J, Q, K を抜き出す。
  2. スートごとに4つの山にして、すべて上から降順に積む。
  3. 4つの山を、山の中の順序は変えないようにして1つにまとめて積む。この時点で16枚のカードは1つにまとまっている。
  4. 「途中の好きなところでで2つにわけ、上下を入れ換える」という操作を任意有限回行なう。
  5. その後、カードを上から1枚ずつ4つの山に順番に配る。
  6. それぞれの山には、10, J, Q, K が集まっている。

そのあと、「タネがわかる人がいたら番組に教えて下さい」って出てきたんだよな。うーん。やっぱり(番組制作の人には)難しいのかな?


仕組みは簡単です。

カードの順番を線形モデルで捉えずに、巡回(円)モデルで捉えてみれば一発です。つまり、16枚目のカードの下には1枚目のカードがあると考えてみましょう。そうすると、「途中の好きなところでで2つにわけ、上下を入れ換える」という操作を何回やっても、カードの円上の順番は変わりません。

言い替えると、このようにして集められたカードを、再び4つの山にばらさず、1枚ずつ順番に中華料理店の回転テーブルのようなところに等間隔で並べてみましょう。そうすると、「途中の好きなところでで2つにわけ、上下を入れ換える」をして並べ変えたつもりでも、テーブル上のカードは回転しただけに過ぎないのです。

だから、この操作をした後に、好きなところからカードを4つの山に配っていけば、同じ数字が集まるのです。

ちょっと面白い数学パズルですね。軽めの楽しいネタでした。

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2007年1月 5日 (金)

高校生の学力不振を解決するには

今日(1月5日)、情報科教育法に関係している教員を中心として情報交換の会を行なった。まあ、話題はいろいろあったのですが、その中で「『今の高校生、大学生の学力が昔と比べて落ちている』は本当か?」という話も出ました。そこで、僕がある記事を思い出し、その場で紹介してみました。

どなたが内容を掲載して下さったのかは存じませんが、

の記事を是非御覧下さい。

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2007年1月 4日 (木)

入試に出なくても、ちゃんと学んで欲しい

昨日のblog記事で、東京農工大の「情報」入試のことについて触れましたが、そこで思い出したことがありました。2006年12月27日配信の毎日新聞webの記事に、茨城県の高等学校校長の61・4%が、「情報」が必修であることを「適切でない」としているという御意見だそうです。この記事の内容については、情報科作業日誌でも取り上げられていますが、僕も全く同意見です。

……で終ってしまうとオリジナリティもないので、大学の教員の立場で追加の意見を書いてみたいと思います。茨城県高等学校校長会の先生方は、どんな条件があれば「『情報』が必修であることは適切だ」と結論して頂けるのでしょうか?仮に、勝手に想像して「『情報』がセンター入試に必受験になれば、『情報』必修化は当然」なのでしょうかね?

大学入試センターは、平成18年度入試での「情報」の採用を見送りましたが、それについて「校長会からの強い反対があった」という話を聞いたことがあります。本当に反対があったのかどうかは知りませんが、茨城の校長先生の御意見を前にして、「校長会からの反対があった」という仮説を棄却するには、他の理由を援用する必要がありそうです。

「入試にでないからやらない」「入試に出るならやるべき」という、ある意味わかりやすい対応以外はあり得ないということであれば、生徒達の将来を本当に心配する大人は「センターで『情報』入試を出そう」という方向に加速をつけると思います。

実は、センターで「情報」を実施するのは簡単です。現在「情報関係基礎」を作題しているグループが看板を付け替え、作題方針を変えるだけで問題は出来上がります。あとは、試験時間と試験会場を工面するだけです。地歴や生物などの受験パターンの広がりに応じて、センター試験も次の指導要領のときに変わるでしょう。そのときが「情報」が入るチャンスかもしれません。

「入試に出なくても、ちゃんと学んで欲しい」というのが僕の本音です。でも、あの新聞記事を見ていて、「そりゃないよな…」と思ったのも事実です。出せる力を出さざるを得ないときが来たのかも知れません。

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2007年1月 3日 (水)

「情報」の入試

東京農工大学では、工学部の情報工学科というところで「物理」と「情報」を選択して受験することができます。国立大学法人のなかで、「情報」を入試科目として取り扱っているところは、他には愛知教育大学のみです。

僕は、同じ東京農工大学の総合情報メディアセンターというところの教員です。情報入試を行なっている情報工学科とは異なるところにいます。デパートに例えれば「5階キッチン売場」の人と、「館内の内線電話の管理担当」というくらいに違う部署です。だから、「情報」の入試については、試作試験のときにお手伝いをしましたが当事者としては全く関わってません。しかし、最も近くにいる外部の人間として、試験後などに問題の感想を述べたり、それに対する反応を聞いたり…ということはあります。

ということで、このblogを御覧の高等学校の先生方にお願いです。もし、「物理より情報(特にプログラミングやデータ構造の把握など)の方が得意」で、センター試験終了後に東京農工大工学部情報工学科を受けるか、X大学Y学部Z学科を受けるか悩んでいる生徒さんがおられましたら、是非とも、東京農工大をお薦め下さい。情報の入試なんて見たことない…とおっしゃる方には、過去問ならぬ試作問題もwebで掲示しています。

試作問題
http://www.cs.tuat.ac.jp/pre18/pre18ad/pre18_public_simple.htm

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