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2007年1月30日 (火)

教育におけるICT利活用第2回研究会

2007年1月29日に、教育におけるICT利活用第2回研究会を開催しました。今回は僕も発表の機会を頂き、情報処理学会初等中等情報処理教育委員会の試作教科書と、「情報」未履修問題について意見を述べてきました。特に「誰でも代理で授業ができるように見える『情報』の授業ではなく、プロフェッショナルだからこそできる『情報』の授業ができるように、みんなで支援しよう」ということを強調したつもりです。

しかし、僕が使った「商品説明知」という言葉がなぜかキャッチーだったらしく、あとの議論でもみなさん「明日から会社で使います。」とおっしゃってくれました。

ちょっと的が外れたけど、「商品説明知の教育は、もうやめよう」というのも僕の主張の一つですから、それが伝わったので、ま、いいとしましょう。

他の発表者は、一橋大学の兼宗先生、富山大学の山西先生、尚美学園大学の小泉先生、マイクロソフトの相原さんでした。

PS. kyutaroさんのblogでもレポートされています。

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コメント

>誰でも代理で授業ができるように見える『情報』の授業

かつて情報の常勤講師としての任用を意思表示したところ、当時の教頭からは、
「情報しかないのに常勤講師というのは・・・」
「非常勤なら問題ないが」
さらに追及すると
「誰で教えられる教科に専任講師は要らない」
「夢・幻のようなことを言うな!」
と、いかにも情報教員が「なってはならないもの」のように片付けられてしまいました。なんと言いますか、忌み嫌われているようでした。

その背景として、「誰でも教えられる」事がキーワードになっているようです。

学生や新規免許取得を目指す者は、3年以上の時間を経て取得に漕ぎ着けます。
一方、免許既得者はおおむね1年。
現職教諭に至っては、かつて3週間で取得可能という時期もあり、情報は「パソコンが使えたら誰でも教えられる」という誤解が根付いています。
その間、教員資格認定試験という選択肢が消え、教職以外の者が情報に関わる際、「外部の者がムラに飛び込む」ような排他性と戦うことになるのでした。

現場での展開は教員ごとの力量によりますが、その舞台に上がる機会は均等に与えられるべきだと思います。

投稿: はたやん | 2007年2月 1日 (木) 00:37

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