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2007年2月 4日 (日)

SPAMの急増

2007年1月16日、千葉県内のSPAM業者が「2カ月で54億通の迷惑メールを送った」として逮捕されたのですが、この数日後からSPAMの量が急増しています。

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僕はRBLを利用して、ある程度受領を減らしていますが、それでも2月2日は753通のSPAMメールが届きました。2分弱で1通(言い替えると、1カ月で22000通程度)のSPAMメールが届いているということです。しかも、最近増えたタイプの多くは日本語のSPAMメールです。逮捕事件のあと、SPAMERが反撃に出ているのだろうかと想像しています。

ところで、2月20日に農工大の学内向けに「スパムメールセミナー」を開催します。といっても、セミナーを聞けばスパムメールが来なくなるという話はしません。むしろ、「スパムメール対策に完璧はない」ということを、理由を述べて納得してもらうためのセミナーです。また、スパムメールを他人任せで処理することは絶対にできないということを納得してもらうためのセミナーでもあります。

なお、スパムメール受領を止める決定的な方法は、実は存在します。1つは「メールアドレスを毎日のように不規則に変える」であり、2つ目は「メール利用を取り止める」です。この2つ以外に完全な方法はないといってもいいでしょう。

完全ではないが比較的効果が高い方法としては、Mozilla Thunderbirdなどの「精度がいいベイジアンフィルタを利用するMUA」を利用するという手法があります。OSに無料でついてくるオマケのOutlookExpressはベイジアンフィルタを持っていないので、乗換をしてもらう必要があります。

もう一つは、Gmail, Yahoo! Mail などに転送してそっちで読むという手もあります。しかし、大学職員・大学教員は機密情報を扱っていますので、そんなメールを外部の webmail に転送するのは勧められません。

また、完全ではない方法の場合は、その不完全性ゆえに、「えん罪」で、きれいなメールをスパムメール扱いする危険を覚悟する必要があります。

結局は、メールという便利を享受する以上、何かの負担も強いられるということです。道路法規も知らないで運転したり、シートベルト無しに車に乗ったり、ヘルメット無しにオートバイに乗ったりしてはならないということと、基本的には同じと思わなければならないのです。

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