個人情報・機密情報が入っているPCの盗難対策
個人情報・機密情報が入っているパソコンが盗難にあった場合、HDDに入っている情報も一緒に盗難にあってしまいます。情報を復活させるためならばバックアップを利用すればいいのですが、一方で情報漏洩対策も考えておく必要があります。
とりあえず Windows XP なら、こういう方法を勧めます。簡単ですよ。
- Windows XP Professional あるいは Media Center を使う。(Homeは駄目)
- 起動時のパスワードは、15文字以上にする。できれば少なくとも20文字くらい。
- 個人情報などを入れるフォルダを決めておく。
- そのフォルダを暗号化する。
- フォルダのひとつうえの階層で、そのフォルダをポイントして、
- 右クリック→プロパティ→詳細設定→「内容を暗号化して……」
最初は、フォルダ内のファイルの容量にもよりますが、多少時間がかかります。 一度暗号化されてしまえば、あとは普段通りに使えます。
もしメールを全部保護したい場合は、メールを保存してあるフォルダ全体を暗号化すればいいです。
このようにしておけば、PCを盗まれて、あるいはどこかに置き忘れたものが犯罪者の手に渡り、さらに内蔵HDDを取り外され、それを他のPCに接続されても、フォルダ全体が暗号化されているので、暗号化される前の中身を読み出されることはありません。ただし、パスワードが短いと、場合によっては暗号が解読されてしまいます。できれば20文字程度のパスワードを付けておく必要があります。
この種の対策は、「暗号化ファイルシステム」と言って、Linux, BSD, Mac OS X にも(互換性はないけど。)もちろんあります。Vistaのことはよく調べてないので知りません。(たぶん、あるんでしょうね。)
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コメント
VistaはBusinessかUltimateならあります。
VistaはLMハッシュにパスワードを保存しませんので15文字以上という制限はありません(長いにこしたことはないですが)。
投稿: okumura | 2007年5月 9日 (水) 12:31