人間って、自分のことはわりと気にするが、他人のことはあまり気にしていない。そういうものです。よくある名字と読みなら個人情報にもならないと思うので書いちゃいますが、僕の知合いには「渡辺」「渡邊」「渡部(わたなべ)」「渡部(わたべ)」がいます。(現実はもうちょっと複雑だけど、あまり書くと個人を特定するので、この辺で自粛。)「渡辺」さんのうち3人は名前が同じ読みで、さらに2人は漢字も全く同じです。ま、他にも名前や所属などが間違えられ易い人は多いです。
僕も、大学1年生の4月までは、東京農工大学は「東京農業工業大学」の略称だと思っていましたが、実際は「東京農工大学」で正式名称です。
そういえば最近、助教授という呼称が消滅し、准教授になりましたが、これを「準教授」と書いてしまう人が非常に多い。制度そのものがややこしいので仕方ないと思いますが、現実はこんなもんです。自分が発言したことが他人の発言のように書かれてしまうことも多い。同じパネルディスカッションでの発言だから、仕方ないかな。
そうそう、「辰巳」という変換違いも非常に多いです。「辰己」が正式ですが、マイクロソフトのIMEに限らず、ことえりでも、Wnnでも「辰巳」の方が先に出てくるし、「辰巳」でも「辰己」でも、どっちでもいいじゃんと思っている人も多いし、個人的にも「まいいか」と思っているのです。でも、実は業績評価とかをするときになると、かなり困ります。僕の場合、「辰己 丈夫」と「辰巳 丈夫」の両方を調べないと出てこないんですけど、評価する方がたいてい片方しか調べないので、業績半分に見えてしまいます。
そういえば…昨日行なわれたJAPETの「教育情報化コーディネータ試験」は「ITCE」試験と略されていて、昨日、みなとみらいで行なわれた「情報コミュニケーション教育研究会」は「ICTE」研究会です。よく似てるんですけど、間違えて書いている人もたくさんいます。
【追記2007/06/20】今朝は、まるでblogのネタにするためかのように、「辰巳文夫」宛の郵便が来てました。2文字間違いですが、1年に5通くらいは、これが届きます。
【追記2007/06/21】実は3月に、あるところから旧住所(神戸大学に勤務していた頃の大阪の住所)に郵便物が送られてしまい、祖母がわざわざ転送してくれました。新しい住所を伝えてからもう3年も経っているのに、まだ古い住所録を使って送ってくるなんて…と驚きとともにクレームをしたのですが、そのクレームに「辰巳と間違える人が多い。困る。」と入れたんです。
その後の5月末の「はしか休講」決定直前に、その組織は非常勤教員メールボックスに試験実施方法の調査用紙を入れ、2週間後になって「返事が来ない」と「辰巳宛」に督促してきました。そんな、はしかで休講の間にわざわざメールボックスを調査しにいってないでしょ…それに僕は「辰巳じゃないって」3月にクレームしたでしょ…と再度クレームをしました。
でも、今日、その組織から、また「辰巳」宛のメールが来ました。なんだこれ…。
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