« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月27日 (月)

SSS2007で発表

今年のSSS2007では、最近考えている「情報リテラシー」について発表をしました。

内容の主なものは、「情報リテラシーといわれているもの」「科学、技術、技能のレイヤ」「このブログでも触れたOpenOffice.orgを入れたら新入生から文句がたくさん出た問題」「日本学術会議『科学技術リテラシー』の目標と情報リテラシー」でした。

このように、話したい内容が膨大で整理(取捨選択)できていなかったので、発表のときは相当早口になってしまいました。スライド数も20分で66枚ですから、多過ぎです。

発表を終えてから反省してます。もう少しポイントを絞る方がいいですね。あとは、このネタを2分割くらいにして、またどこかで話をしたいです。自分的には60点ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月24日 (金)

[s/Euro/Asia Pacific][s/Logo/EPL](EuroLogo) = リンゴ

EuroLogo2007 に参加して、いろいろなことを考えました。EuroLogo のコミュニティの深さ?は、さすがだなーと思いました。そこで Euro を Asia Pacific に置換し、Logo を Educational Programming Languages に置換するとどうなるか?ということも考えました。つまり「アジア・太平洋地域における、教育用プログラミング言語の研究会」です。比較的近いのが「情報処理学会・教育用プログラミング言語ワークショップ(通称「ワープロ」)」ですが、これは国内会議です。internationalなものを考える時期がきたのだろうと思いました。ただし、あまりにたくさんの行事をやっていくのは大変です。ワープロを発展的解消させるということにして、さらに高校情報シンポジウム(ジョーシン)と交互に行なう(それぞれを隔年)といいうことにすれば、何とかなりそうです。やるなら来年9月9〜11日かな…ということで早速具体案の検討を始めました。Asia Pacific Programming Languages for Education 2008(APPLE2008) です。実現できるといいなー。実現すると、ワープロは休会になり、ジョーシンは奇数年開催になるけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月23日 (木)

Bratislavaへ/EuroLogo2007

EuroLogo というのは、ヨーロッパで開催される Logo という教育用言語の研究者の集まりです。 Logo が初めて世の中に出てきたのは、20年?30年?も前のことです。Logo だけで延々と研究が続くわけもなく、 EuroLogo は、初等中等情報教育におけるプログラミング教育の研究もターゲットに入れて隔年開催で続いてきました。でも、参加してみてわかったのは、皆さん、Logo好きなんですねー。

一橋大学の兼宗先生が中心となって開発している Dolittle は、Logo と同じタートルグラフィックスを出力画面に使用していて、さらに Logo と同じ初等中等の情報教育での使用を想定しているので「Dolittle は Logo の派生である」と見られていることがあります。でも実際には、Logo は手続き的(BASICみたいに書く)なのに対し、Dolittle はオブジェクト指向プログラミングなので、全く異なる言語です。

ただ、そうは言ってもさらに高い立場で見れば教育用プログラミング言語という意味で同じ分類に入るので、Dolittle を使用した実践も EuroLogo で受け付けてくれます。今回、日本からの発表のうちの2件と、韓国からの1件は Dolittlle を使用した実践でした。

基調講演や、その他の発表を聞いていたのですが、どこの国でも同じような発表があるんだなーと思いました。最終日に発表がありました。 EuroLogo2009 は Paris で開催だそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月22日 (水)

Musical Method in Programming Education

Dscf1534

EuroLogo2007 で僕が発表したのが「Musical Method in Programming Education」という題名の研究です。農工大の並木先生と共著になっています。内容は、僕が最近力を入れている「情報教育の音楽化」です。発表に先立ち、プレゼン資料を作りました。でも、雰囲気・様子がよくわからないので、実は Wien で、同行している日本人の先生方の前で予行練習を見ていただきました。研究内容を英語で話すことは全く苦ではなかったし、プレゼンの内容を英語で作ることも問題はなかったのですが、EuroLogo のコミュニティに聞いてもらえる内容かどうかということは、自信がありませんでした。

予行練習の後、「EuroLogo の参加者はプログラミング大好きな人である。日本の情報教育の現状や Dolittle に音楽機能が増えていった歴史の話はもっと減らしてよい。代わりに、音楽演奏プログラムを解説し、また、やや複雑な曲を実際に聞かせてみるとよい。」というコメントを頂きました。そこで、早速プレゼンを作り直して本番に挑みました。

日本の情報教育ではプログラミングは必須ではないという話や、Dolittle の特徴は簡単に説明し、その後、既に行なわれたいくつかの実践の報告(特に女子生徒の関心が、音楽プログラミングになると高くなる…など)をして、そして最後の5分で実際の Dolittle を使用して、ちょっと複雑な曲を演奏をしました。演奏を聞いてもらいながらプログラムを見せ、それを説明していきました。といっても、日本語で書かれたコードを説明しても仕方ないので、それを英語に訳したものを使いました。

15分の持ち時間いっぱいで発表が終って、さて質疑応答の時間ですが、これが大変なことになりました。まず、EuroLogoの常連の先生方から「面白い」「すばらしい」「興味がある」などの賛辞の後に、具体的な質問をいくつか受けました。ところが質問をしてない参加者の多くが、あっけにとられて隣の人と感想を言いあい始めました。それがあまりにもうるさくなって、部屋は騒然とした状態になりました。僕が挙手した質問者の質問を聞き取れない状態になってしまったところで座長が机を叩きながら「黙れ!(もちろん英語)」と一喝。つまり、僕の発表は EuroLogo の参加者の固定観念をひっくり返すような内容になったのでした。セッションが終ってからも、みんな握手を求めてきてくれました。また、早速同じことを自分の国でもやってみたいという意見も頂きました。

大成功ですね。でも、EuroLogoって「仲良しの会」的な側面があるせいか、prize がないんですよね。もしあったら、授賞できたはずなんだけどなー。

発表が終った夜は、同行してきた日本人7名・韓国人1名の合計8名で Bratislava の旧市街で打ち上げをしました。ビールもおいしかったです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月20日 (月)

初めてのWien

Dscf1454

Wienで絶対に見ようと思っていたのは、産業技術博物館です。ここにはあの Enigma の実機があるということを知っていたので、ぜひ、実物を見ようと思ったのです。Enigma は、ナチスドイツが使用した暗号機械です。その意味で「よろしくない機械」ではありますが、コンピュータの歴史にとって非常に重要な機械です。当時、ドイツに併合されていたオーストリーの産業技術博物館なら、これを展示していることも理解できます。

と・こ・ろ・が、館内を探しても全然見つからない。30分程探したのですが Enigma と書かれた展示がない。うーん、これは困った。そこで Enigma の特徴を思い出してみました。「3つのロータ、アルファベットのつなぎ変えケーブル。」それが付いている機械が Enigma であって、きっと、当地では Enigma と呼ばれていないのだろうと想像し、もう一度、広い館内を見て回りました。そして、遂に発見しました!

そして、その機械の説明のところには何と「Out of Order(故障中)」と書かれた紙が貼り付けられていました。あまりにもおかしくて笑ってしまいます。たぶん、この Enigma は、動作可能な状態で展示されていたらしい。ある日、それは動作しなくなった。そこで「Out of Order(故障中)」という紙が貼り付けられた…ということなのでしょう。

とにかく写真をとり、その回りにおいてあった機械の説明(ほとんどドイツ語)の英語らしいところを拾いながら動作の様子を考えていました。

Wien では、ウインナーコーヒーを飲んでみました。なんだかなーという味でした。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年8月19日 (日)

4回目のParis

Dscf1404

最初に訪れることにしたのは Paris です。今回、 Paris で見たかったのは Ponpidou Centre の New Media を利用した作品です。行って見て、期待した通りの内容で満足しました。Ponpidou といえば現代芸術がたくさん集まっているところということで有名です。僕にとって現代芸術って「正直わからない」という固定観念があり、それは今でも変わっていませんが、僕が注目したのは、そこで使われているメディアです。芸術作品といえば、多くの人は絵画・彫刻を思い浮かべるでしょうが、紙や木・銅・鉄などに束縛されずに自由に芸術表現を行なうのも現代芸術の特徴です。その中に動画像(ビデオ)を利用した芸術表現も含まれます。これは、芸術作品を動画にするのではなく、動画そのものを芸術としてしまおうということです。

Ponpidou Center 4階にある New Media Musium に行くと、パソコンがおいてあり、キャプチャされた動画像ファイルと、それを上映する仕組みがありました。早速たくさんの動画を見ました。表現されている内容について理解できた何でことはいいませんが、ここでふと気が付いたこと、それは「youtube に代表される動画投稿サイトは、もしかすると Modern Art の一つである New Media Art の製作者にとって、とんでもない場になっているのだろう」ということでした。つまり、Ponpidou においてあった動画は芸術家が作成した動画ですが、それらは現実には3〜20分程度のビデオファイルに過ぎず、それを片っ端から見ていく作業は、 youtube で行なわれていることと何ら変わらないのです。著作権法上の違法画像の問題ばかりが話題になっている youtube ですが、現代芸術が使用するメディアという観点で見直すと、こんなことになっているのだなぁと感心しました。

実は、Ponpidou に行く前に、同行する某先生の希望があったので、Arts et metiers (工芸博物館)にも行きました。ここに行って何を見られるのかなんて全然期待しないでいったのですが、なんと!キュニョー(Nicolas Joseph Cugnot (1725-1804、ベルギー人))が作った世界初の自動車がありました。以前から本で見ていたものが目の前にあり、びっくり。しかも、本で見て想像していたのと全く違い巨大でした。Cugnot はルイ15世に随行して大砲を運ぶ担当だったそうですが、大砲があまりにも重いので、それを蒸気の力で運ぶ仕組みを作ったのでした。1769年に運転席がない自動車を、1770年に運転できる自動車を発明しています。 Dscf1396

実は、Cugnot の自動車について調べていたのは、情報倫理に関わる問題と関係しているからでした。世界初の自動車は、道路のどちら側を走っていたのか、その後、どんな交通ルールが作られていったのか…などを知ることは、コンピュータ・インターネットが普及していく過程でのルール形成を考えるにあたり、大きく参考になるはずです。ということで、いろいろ調べていた Cugnot の自動車を思いがけず見ることができて感激でした。

Paris では、Montparnasse に宿泊をしました。ここは上野みたいな街でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月17日 (金)

ヨーロッパへ海外出張

Dscf1381

EuroLogo2007という国際会議(?)に発表を申し込んだところ、full paper で査読を通ったので、現地まで行って発表することにしました。せっかくヨーロッパに行くのだから、他にも何箇所か見て回ろうということになり、同じ会合に参加される他の先生と打合せをしました。SSS2007の日程、航空便の都合などもあり、結局、Paris, Wien の2箇所を回ってから、EuroLogo2007の会場がある Bratislava に入ることになりました。

この出張を入れてしまったおかげで、関東都県高校情報教育研究会に参加できなくなってしまって、本当に残念なのですが、仕方ないと諦めました。(ごめんなさい。)

ということで、ここからしばらく今回の出張に関する(仕事としての)記録を書きます。仕事以外の話は、仕事以外のblogに書きます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月13日 (月)

NIFTY-Serveと僕

あれは1986年(21年前)の夏の日、僕はまだ予備校生でした。既に先に大学生になった高校時代の同人誌仲間の友人の家に、夏期講習の合間に遊びに行ったところ、何故か、そこには音響カプラとパソコン(当時はマイコンとも呼ばれていた。機種は忘れました。)がありまた。友人は、「これで文字通信ができるんだよ」といいながら実演してくれた。「テレックス(←この当時で既に死語)みたいなもの?」と聞いた記憶があります。集まったみんなで通信中に受話器を叩いて文字化けさせて楽しんでいたが、僕はそれをとても欲しくなりました。文字コミュニケーションに強烈な関心があったからです。

それから9カ月が過ぎ、大学に入学し、アルバイトで資金を貯め、親に半額を越える援助をもらってパソコンを購入したのが1987年8月。ところが、当時僕がパソコンを買った店にはモデムの在庫が無く、モデムだけ遅れて届きました。AIWAの300/1200bpsのモデムです。モデムを手に入れたらすぐに加入申請したのが PC-VAN(NEC経営)と、NIFTY-Serve(日商岩井+富士通)でした。

すぐに通信にのめり込みました。いまでいうICTに関係させていえば「総務省のC」でも「経産省のC」でもなく「文部科学省のC」としてです。ただ、通信ソフトは高価なので、まず、N88-BASIC(disk版)を利用して自分でプログラムを作り、それを利用して通信をしました。中学生のころにプログラミングの基本はやっていた(といっても自己流ですが)ので、この通信プログラムもマニュアルを見ながら作成しました。まず、小さなプログラムから始めて、どんどん機能を追加していきました。色の指定方法を学んだのはこのときでした。文字コードを学んだのもこのときでした。RS-232C(AUX)割り込み、ファイルIOも、大域変数も、自前スタックも、ESCシーケンスも…みんなこのときに学びました。自作の通信プログラムは半年で1000行を越えるものになりました。


当時、PC-VANとNIFTY-Serveの両方に入っていた人は多かったと思います。といっても、僕が始めたころは PC-VANが3,000人、NIFTY-Serveが2,000人と言われていました。でも、当時は個人情報を簡単に検索できて、NIFTY-Serveの会員の多くが「使用機種:FM16β」や「使用機種:OASYS」としていた(つまり、富士通関係者)のを思い出します。純粋な会員は500人もいなかった(自分勝手な推定です。)はずです。


今朝、ニフティから「入会20年」をしらせるメールが来ました。


PC-VANとの会員獲得競争をひろげながら、日商岩井が株を手放して富士通の子会社になって、@niftyに名前を変え…。もう20年なんですね。最近、情報教育関係の研究をしていると、「実は、あの当時から、パソコン通信を使ってました」という人に多く会います。PC-VANは(会費がもったいないので)辞めてしまいましたが、NIFTY-Serveは残しました。特に、「Fナニナニに出入りしていて」という話題になると、皆さんいろいろ思い入れがあったようで、どんどん話(と酒)が進みます。いまでも、いくつかのフォーラムはオフミをやっているそうですね。(明るい話も暗い話もたくさんあるらしい。)

ところで先日の2007PCカンファレンス@北大では、隣にニフティ・ココログ担当の田代さんが座られて一緒に話(パネリスト発言)をしました。パネルのあと、控室でさらに濃い話をしました。別にニフティを賛美するつもりはないのですが、20年間使い続けてこれたという実績は、僕自身の言葉より多くのものを語ると思います。

でも、この業界、何かを失ったら、客が消えるのもあっという間。これからも頑張って欲しいですね。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

SSS2007参加申込締切(宿泊する場合)

昨年は実行委員長としてSSS2006に関わってきましたが、今年は違う立場で関わっています。ということで宣伝モードだったんですが、SSS2007の参加申込はあっというまに定員になったそうで、締め切られてしまいました。いま受けて受けているのは「初日のみ」だけです。参加者数も昨年と遜色なく、大変盛況。

申込を忘れてしまったアナタ!大丈夫です。来年にはSSS2008があります。来年こそは是非参加しましょう。日程・場所・組織委員会のメンツはSSS2007の最終日に発表される予定だそうです(伝聞調)ので、9月上旬にはwebサイトで告知されるでしょう。お楽しみに。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年8月12日 (日)

とりあえず自己解決(VMwarePlayer-2.0, FreeBSD-6.2, X.org)

3週間前まで、VMware Player 1.0.3, FreeBSD-6.2STABLE, xorg-6.9 という環境で使っていたのですが、VMware Player のバージョンが 2.0 になったとの、FreeBSDの xorgが 7.2 になったのを見て、ふと、これをバージョンアップしました。これがハマリ道へまっしぐらでした。

まず、vmmouse が version 番号云々といわれて動かず、そのためマウスがちゃんと動作しない。vmmouseでなく mouse にすると、マウスポインタが飛びまくる。/usr/ports には、vmware 用の mouse ドライバは xorg-6.x 用のものしかない。

原因が xorg-7.2 なのか vmware-2.0 なのかもよくわからず、いろいろ外してみたのですが、そのうちにウッカリ emacs-20-dl を消してしまう。よくみると、emacs-20 なんてもう使うべきじゃないので、emcws に変えることにしたら、こんどは FreeWnn と相性が悪い。

とかなんとかやっているうちに、emcws の起動コマンドは emcws であるということを検索してみつけた。emcwsをインストールしても、emacs というコマンドでは古い emacs しか動いてないのでした。盲点。で、emcwsで FreeWnn を使い始めたのですが、変換中の "ESC s"(候補一覧)が、何故か文字化け。これはいまだに直らず。ここいらで emcws+FreeWnnの調整をあきらめて、本題の xorg の修正をやろうとするものの、手の打ちようがない。

あきらめて、xorg を 6.9 に戻そうとしたのですが、何故か完全には戻らない! 正確には、pkg_deinstall などで順にX11関係を全部削除しても、次に ports から何かを入れようとすると、「俺は xorg-7.2 だ。/usr/X11R6 は symlink でなきゃ駄目だゴルァ」と怒られる。どうやったら戻せるのだろうかといろいろ探したのですが、結局わからず。ここで諦めて、とりあえず動作しそうなものを入れて我慢。


3週間経過


バージョンがおかしいソフトが混ざっているせいで、キーボード入力の関知がとても変。具体的には、「gutaiteki」と打とうとすると、「gutaiteeeeeeeeeeeeeeeeeki」となってしまい、変換すると「具体手ええええええええええ液」などと変換されてしまうことが、1時間に20回程度発生。使えない。仕事にならない。ということで今日、再インストールも辞さずの覚悟で作業開始。

まず「そうだ、strace…」と strace をインスールして、「俺は xorg-7.2 だ」とどこで発見しているのだろうかと調べようとしたら、straceはLinuxべったりなコードになっていて、FreeBSD-6.2では動かない。(動かないのに ports にあるとは、これいかに。)

またまたいろいろ探してみたら ktrace というのがあって、これの結果を kdump で見ればいいということがわかり、さっそく調査。そうしたら X_WINDOW_SYSTEM という変数の値を見ているということがわかった。で、 X_WINDOW_SYSTEM でググると、 /etc/make.conf に書けとの指示。「X_WINDOW_SYSTEM=xfree86-4」と書いてみたら、やっと xorg-6.9 関係が入り始めた。

X11関係のほぼすべてを xorg-6.9 ものに直して、それから vmware-guestd のインストール。 諸blogには、「vmware-toolbox, vmware-guestd は、VMware Workstation の評価版をダウンロードして、そこから引っ込抜け」とかいてありますが、それは VMware Player-1.0.3 までの時代の話。 VMware Player-2.0 では、VMware をインストールした(XP上の)ディレクトリに、freebsd.iso がある。VMware をbootする前に、 vmx ファイルに「 ide0:1.fileName = freebsd.iso 」と書いて boot する。ところで、VMware Player-2.0 は、VMware Workstation 6 にバンドルされるそうなので、tools のバージョンも 6 を選ぼう。ということで、/usr/ports/emulators/vmware-tools6 に cd して、make install する。guestd を起動させるために reboot せよ。

これでだいぶ安定してきました。でも、まだときどき、キーボード入力がおかしくて、「おかしくてええええええ。」ってなるんですよ。ちゃんと直すには、xorg-7.2 対応の vmmouse が必要だなぁ。これがでたら、今度こそ xorg-7.2 に上げよう。(そしたら Firefox も 2.0になるし。)


てなことで、今日はほぼ一日、メールに返事を書けませんでした。(泣)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月11日 (土)

誰か教えて…(VMwarePlayer+FreeBSD-6.2+X.org-7.2)

質問はシンプル。

vmware player 2.0.0 上の FreeBSD-6.2 で X.org-7.2 にしたとき、マウス、キーボードの動きが変です。内蔵時計もズレまくります。vmware-toolboxは、xorg-6.xにしか対応してないようですが、僕の探し方が悪いのか、本当に対応していないのか…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 8日 (水)

高校教科「情報」シンポジウム2007 −ジョーシン07− 概要発表!

  • 高校教科「情報」シンポジウム2007 −ジョーシン07−
  • 主テーマ:教科「情報」の教員養成について
  • 2007年10月27日(土)10:00〜17:20 / 早稲田大学大久保キャンパス
  • 主催: 情報処理学会・情報処理教育委員会
  • お知らせURL: http://sigps.tt.tuat.ac.jp/joshin07.html

ジョーシンは、以前から「多彩な意見を伺うシンポジウム」という特徴がありました。(情報処理学会らしさを減らしています。)今回も、各学会から講演を頂くことが可能となりました。是非、お知らせURLを開いて、講演者リストを御覧下さい。(たぶん、びっくりして頂けると思います。)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月 5日 (日)

2007年夏の予定(更新)

夏休みの予定(確定していて公開可能なもの)を少しまとめておきます。

2007/07/26(木)
情報処理学会・初等中等情報教育委員会で鎌倉女学院の授業を見学。
2007/07/27(金)
夕方にプ会7(小平市内)
2007/08/02(木)〜2007/08/04(土)
2007PCカンファレンス@北大(2日午後シンポジウム講演)
2007/08/08(水)
ILAカンファレンス2007@日大
2007/08/17(金)〜2007/08/25(土)
EUROLOGO2007@ブラチスラヴァ.スロバキア(Full Paper研究発表)
2007/08/26(日)〜2007/08/28(火)
SSS2007@三重県鈴鹿(27日にフルペーパー発表)
2007/09/11(火)
関西地区の某大学で講演(予定中)
2007/09/14(金)〜2007/09/16(日)
某所で情報倫理ワークショップ(予定中)

まだ未確定のものがあります。決定次第追加予定です。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2007PCカンファレンスでパネリストとして発表しました。

2007pccsympo

北海道大学を会場として8月2日から行なわれた、CIEC主催「2007PCカンファレンス」の全体シンポジウムテーマ:「新しいネットワーク空間 −その課題と未来−」 の4名のパネリストのひとりとして発表・議論をしてきました。

僕の発表の前半では、小学校〜大学の教員が体験しておくべきネット上のさまざまなサービスを、実物を見る体験を共有してもらいながら解説しました。

「2ちゃんねる」と聞いただけで見てはいけないと思い込んでいる教員も多いと聞きます。そこで実況板を直接見て頂きました。いまや画像うpろだに行けば違法画像だって簡単に手に入るし、動画投稿サイトに行けばさまざまな画像を見ることだってできる。著作権法に反している動画だって簡単に手に入ります。blog/SNS/掲示板(特に裏サイト)をつかって学校におけるいじめを助長させている例もあります。そこで、なるべく直接、これらのサイトの「いま、そのとき」を見て頂こうと準備しました。

僕の発表の後半では、こういったさまざまな現象の背景を分析してみようということで、僕が最近よく使っている言葉ですが、「技能・技術・科学」の分類と、それぞれに対する発達段階ごとの学習方法の特徴付けを行ないました。

ところが、他のパネリストと比べると、質疑応答(質問票)が少ない(ほぼ、無い)。「もしかして、発表が不評?」と思ったのですが、シンポジウム終了後に会った多くの先生から、あきらかにオセジではない言い方で「おもしろかった。」「よかった」と言って頂けました。特に、某先生から強く具体的に褒めて頂き恐縮している次第です。ほっとしました。

昨年12月から日本学術会議・国立教育政策研究所の「科学技術リテラシー」プロジェクトで、情報学専門委員をさせて頂くことになって以来、「情報リテラシー」について真剣に考える機会が増えました。今回のパネリストとしての発言が好評だったのも、ちゃんと調べながら考えたからだと思います。


PS. もし、このシンポジウムに御参加になて、辰己宛に感想を書いて頂ける方がおられましたら、この記事のにコメントとして付けて頂けると幸いです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年8月 2日 (木)

2007PCカンファレンス

2007PCカンファレンスは、北海道大学で今日から始まりました。早速写真掲載です(画質が悪くてごめんなさい。)。K3100016

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »