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2008年1月25日 (金)

AsiaTeX2008に参加のため韓国公州市へ

昨日(1月24日)から、AsianTeX Conference2008(AsiaTeX08)に参加するべく、韓国の公州市に来ています。

AsiaTeX2008で、特に話題になっているのは、Unicode対応のTeX でした。僕は個人的には ISO-2022 派なので、いまだに Unicode はシンドイのですが、現実にはこの方向で世の中は進んでいるようです。

PS: さすがに TeX は、僕の研究対象ではないので、今回は休暇をとって、自費で参加しています。気楽です。


TeXをご存知ないかたには、AsiaTeXとはなにかという話をする前に、TeXとはなにかという話をしないといけないように思います。僕自身は TeX を使っているわけでなく、TeX にフォーマットを追加した LaTeX を使っています。もちろんLaTeXもTeXの仲間です。たぶん、TeXとはなにかとか、どう便利なのか、とかを説明したくても、blog程度で説明できるものではありません。少しだけ述べるとこんな感じです。

  • 版下作成用のマークアップ言語であり処理系である。
  • 通常のテキストファイルを用いる。
  • ほとんどの場合、無料で使用できる。
  • 僕は約20年前から使ってきて、いまでも使っている。
  • 400ページ位の本でも版下作成可能。
  • 数式の表示がとても美しい。

典型的な初心者用のコードを書くと、こういう感じです。

\documentclass{jarticle}
\begin{document}
\begin{itemize}
\item 版下作成用のマークアップ言語であり処理系である。
\item 通常のテキストファイルを用いる。
\item ほとんどの場合、無料で使用できる。
\item 僕は約20年前から使ってきて、いまでも使っている。
\item 400ページ位の本でも版下作成可能。
\item 数式の表示がとても美しい。
\end{itemize}

\par 典型的な初心者用のコードを書くと、こういう感じです。
\end{document}

これを処理させると、PDFファイルなどを作ることができます。

HTMLの文法をご存知の方なら、理解しやすいと思います。

すでに書きましたが、僕は1999年頃にはじめてLaTeXに触れてから、文書作成はほとんど LaTeX を利用してきました。(そうでなければ、出版社に全部組んでもらっていました。)僕がいた学科では、卒論をLaTeXを使って書いた第1号が僕だったそうです。助手時代には、Unixの使い方とともに LaTeX の使い方も取り上げていました。懐かしい話です。いまでも、TeXが進化していることは、大変心強いです。

もっと、LaTeXの利用者が増えてくれるといいなぁと思っています。使いたい方は、検索してインストール方法を調べてください。

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コメント

1999年に初めてLaTeXに触れて卒論をLaTeXで書いたというのでは年齢の計算が合わないような気がします。それはともかくptetex3がUTF8に対応しているらしいというのが気になっています(野良ビルドして少し試しました)。今はTeXのためにEUC-JPの環境を残してるので,unicode対応が進んでくれれば全面的に移行できるかなぁと思ってます。

投稿: わたやん | 2008年1月25日 (金) 17:58

大学院生の頃,TeX にもパソコンにも無縁な素人さんに TeX を説明しなければならない場面で「論文用のワープロ」と説明していたことがあります.もちろん TeX が論文用でもワープロでもないことは百も承知のうえで,手っ取り早く素人を騙して話を済ませるための方便として…
私の職場では昨秋から「講義支援システム」なるウェブサービスが試験運用され,学生にレポートをウェブで提出させることが可能になったので,試みに,学部1年次学生を対象に,PDFによる数学のレポートの自主提出(成績にはほとんど無関係)を受け付けました.すると,数名の優秀な学生が,ワープロソフトで苦心して積分記号や行列を書いて提出してきました.こういう積極的な学生にこそTeXの便利さを知ってほしいと思っているのですが,どうすれば効果的にTeXを宣伝して興味を持ってもらえるか,思案しています.

投稿: boiseweb | 2008年1月25日 (金) 19:17

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