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2008年5月 9日 (金)

小学生には複数のソフトウェアを活用し「遊び」を通して因果関係を

昨年春頃から、情報リテラシーって何だろう、情報活用能力って何だろうということについて、いろいろと調べたり、調べた結果を元にした意見をあちこちで述べています。昨年度のSSS2007でもこのことについて述べ、このブログでも昨年暮れの記事で発達段階ごとの情報リテラシーについて述べました。そして、3月下旬に都高情研の年次総会で基調講演を担当させて頂きました。そこで述べた話が、教育家庭新聞の最新号にでています。その内容を引用しましょう。

例えば、発達段階毎に考えると、小学生には複数のソフトウェアを活用し「遊び」を通して因果関係を学べるような体験的な活動を行わせる。中学生には、内容の整理と抽象化を通し、広く言語活動的と関わらせる。高校生には、振り返りを重視し、具体物から抽象化を行わせる。そして大学では、抽象的な概念から具体物に落とし込む演繹を意識的に行なうこと。

「操作教育が駄目」の部分だけ切り出されて過剰反応されてしまうと困りますが、昨年のSSS2007でも、このブログの記事でも、「小学校程度の発達段階では、複数種類(なるべくたくさん)のソフトウェアの使用経験が重要である。」というのが僕の一貫した主張です。

詳しくは、教育家庭新聞を入手して御覧ください。

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