« 大プ会のお知らせ | トップページ | 統計教育と情報教育 »

2009年7月14日 (火)

アプリケーションのオンライン版といえば、コレだ!

今朝から世間では、

というニュースが流れていますが、我々の回りでも、オフィスとは全然違うソフトのオンライン版の話題が沸騰中です。(ちょっと大げさ?)

まず、大学入試センターの「情報関係基礎」で採用されているDNCLという言語があります。 東京農工大学の「情報」入試でも、TUAT-LE という言語がありますが、ほとんど DNCL と同じです。

DNCLはもともと、試験でどの言語を学んできた人でも公平になるように…ということを目的としたかどうかは知りませんが、 普通の平易な日本語で書かれた疑似プログラミング言語だったのです ところが、DNCLのインタプリターというのが作られてしまいました。その名は「PEN」といいます。

で、この辺↑までは、数年前までの話なので、すでにご存知の方には新しい情報は何もないのですが、そこになんと、 今朝「PEN オンライン版」が加わりました。これでパソコンに Java さえ入っていれば、インストールをしなくても PENを動かすことができるようになりました。

まだα版ということなので、表示がおかしかったり挙動がおかしかったりするところがありますが、 逆にいえば、多くの人が使ってみて、そういうところを作者に連絡すれば、安定したバージョンに改良されていくことでしょう。

で、この話、最後にびっくりするオチを。

PENのオリジナルを開発したのは「PENの中の人」さんですが、そのソースをオンライン版に書き換えたのは、ドリトルの開発者である兼宗先生です!すばらしい!!でも、そうなると動作不具合レポートって、どちらに送ればいいのかな?

オンライン版のオフィスよりも、皆様こちらに御注目を。

|

« 大プ会のお知らせ | トップページ | 統計教育と情報教育 »

コメント

やっぱり天才はすごいです。
感服します。

投稿: Johnny金矢 | 2009年7月14日 (火) 13:57

ソースが公開されているのはいいことだなあとつくづく思います。私も人のソースを参考にさせてもらったことは数え切れないし,自分のプログラムを直してもらえたこともあるし,「ここんとこだけちょうだい」と言われたこともあるし。公開する恥ずかしさってのはもちろんあるわけですが,動かないバイナリだけを公開するよりずっと「面白いこと」につながる。今回のこれも,どうしてこんな面白いことになっちゃったんだろう。

投稿: わたやん | 2009年7月14日 (火) 17:36

アプレット版の動作不具合ですが、ソースを本家の方にマージさせていただきましたので、PENの中の人までご連絡いただければ"PENの中の人の小人さん"が作業してくれます。

本当に兼宗先生には感謝感激雨あられ…?

- 本家マージ版 PENアプレット
 http://pen.moe.hm/files/Applet/

投稿: PENの中の人 | 2009年7月18日 (土) 07:28

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アプリケーションのオンライン版といえば、コレだ!:

» 本家(?) PEN アプレット版 [PENの中の人]
半分寝ながら本家にマージしてみました。 動かなかったらゴメンなさい。 PEN アプレット版  - http://pen.moe.hm/files/Applet/ [続きを読む]

受信: 2009年7月18日 (土) 07:29

« 大プ会のお知らせ | トップページ | 統計教育と情報教育 »